宙の辻 - Sora no Tsuji
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「時」と「場所」が交差する瞬間を、地図上で探す。
「宙の辻 - Sora no Tsuji」は、特定の日時・場所における太陽・月・惑星・恒星の位置を計算し、ダイヤモンド富士やパール富士、推し山ダイヤモンドなどが見える時間と場所の「辻 (交差点)」を地図上に可視化するWebアプリです。
「辻ライン」ボタンON時に、目的点の背後に天体が重なって見える観測位置の軌跡 (当日 + 前日 + 翌日) を地図上に描画します。線の範囲は目的点から400km以内、かつ当日線=その天体の「現在の日時に最も近い南中」から前後12時間、翌日線/前日線=その南中の24時間後/24時間前から前後12時間です (3本で連続72時間をカバーするので、月のように南中が毎日約50分ずれる天体でも辻ラインが日付を跨いで連続し、南中が23時頃で辻時刻が翌未明になる場合も当日線=実線側に乗ります)。
表示中の天体ごとに色分けされます。線は5秒間隔で計算され、100km地点で約30m刻み・200km地点で約60m刻みの曲線になります。線の端は、目的点が見かけの地平線に沈む高度 (観測点の標高で決まります) か400kmのどちらか近い方で、その時刻を1秒まで詰めて揃えています (辻ライン365の1分刻みでも端が揃います)。位置精度は WGS84 楕円体ベースで概ね数m以内 (子午線収差・気差・月の視差を補正済)。
辻ラインと辻検索の精度記号の違い: 辻ラインの◎/○/△バンドは「方位角のオフセットのみ」で定義されていますが、辻検索の精度角距離は「方位差²+高度差²の合成 (球面角距離)」です。辻ラインは観測位置の目安としてご活用ください。正確な判定は辻検索の精度角距離に基づきます。
位置情報メニューの「辻」ボタンで切替。直近365日分の◎中心線を実線で一括表示し、年間どこに観測点があれば撮れるかを俯瞰できます。
「辻検索」ボタンON時に、指定した方位角・視高度の範囲内に天体が現れる日時を検索します。例: 富士山頂の右斜め上に満月が見える日時。
精度記号:
検索は1分間隔の粗スキャン → ベスト時刻の前後60秒を1秒単位リファインで実行。各天体最大36500件 (100年分)。太陽・月の視半径は ≈ 0.26°。
結果リストの時間帯列は、辻時刻がその日の薄明・日の出/日の入・BH/GH (ブルーアワー/ゴールデンアワー) の境目で区切った16区分のどこに入るか (例 日の出<=x<GH[終]) を示します。
「辻メッシュ」ボタンON時に、観測点付近のDEM標高タイル (検索エリア: 3×3/4×4/5×5/6×6) の全画素を観測点として辻検索し、精度フィルタ以内になる日時と場所を網羅します。どの位置なら高い精度の日時が存在するかが地図のマーカーで分かります。
推し山が「どこから見えるか」を地図に塗る機能です。計算済みの山 (山リストの「静的」欄に「静」が付く山) を選ぶと、地上1.5mに立った人から山頂が見える場所の島 (見える画素のつながり) を地図に描きます。それ以外の山や構造物は、「目的点で計算」「My目的点で計算」でその場で計算できます (下記)。
「標高グラフ」ボタンON時に、観測点〜目的点の地形断面を表示。国土地理院のDEM標高タイルから2000地点で標高を取得します。縦軸=標高・横軸=直線距離の目盛を表示します。
取得完了後、観測点高・目的点高を加えた見通し線 (赤線) に対して地形が遮らないかを判定し、可視なら「OK」、不可視なら「NG」をポップアップで通知します。可視判定はグラフ描画用の2000点とは独立で、辻検索・辻メッシュ検索の可視フィルタと共通の統一可視判定 (経路をズーム15半画素≒約2m刻みで歩き、DEM5A/5B/5C→DEM10Bの順で参照。除外範囲=チェックで有効。目的点側/観測点側それぞれの半径○m以内のNGは無視) を使います。判定と赤線は地球の丸みと大気差を考慮します (気差係数 K は設定メニューに表示されている値。チェックオンなら気象条件から算出した値、オフなら 0=気差なし)。経路は観測点と目的点を結ぶ大円 (視線が通る鉛直面) に沿って歩き、日本域で標高タイルの無い所 (海) は海面0mとして遮ります。遠距離では丸みのぶん見通しが厳しくなり、実際の見え方に合った判定になります (赤線も丸みを反映した曲線で描画されます)。
「宙の窓」ボタンON時に、観測点から目的点方向を撮影するカメラのファインダーをシミュレーションします。センサー(機種名リストから選択可)・焦点距離・F値・アスペクト比から画角(水平/垂直/対角)を計算し、実際の星景写真の構図をプレビューできます。
「天体儀」ボタンON時に、天球を外から俯瞰する3Dの星図パネルを表示します。天の川・表示天体・星座線・星座領域・星座名称を重ねられます (基本オプションのチェックと連動)。
「夜明」「日暮」の2グループで、その日の薄明の各時刻を一覧表示します。ラジオボタンを選ぶとその時刻へジャンプできます (日時情報メニューと連動)。
My辻検索・My観測点・My目的点・My天体の組を「セット」として複数管理し、まとめて切り替えられます。Googleスプレッドシートに紐付けて端末間で共有できます。
# で始まる行をコメント行として読み飛ばします。# 始まりの行をスキップ)。Home/推し山、表示天体、My天体、My観測点、My目的点、My辻検索、Myセット、設定の全データを JSON で一括バックアップ・インポート。デバイス間の移行に便利です。
Googleドライブ同期: ヘッダのアイコンからGoogleアカウントにログインすると、全データをGoogleドライブ (soranotsuji-app.json) と同期できます。アイコンの意味: 🈚️=未ログイン (押下でログイン) / 🕛=確認中 / 😢=ドライブにファイルが無い (押下で作成) / 👍=同期済み / 👎=端末とドライブに差がある (押下で保存/読み込みを選ぶダイアログ) / ❌=エラー (押下で再確認)。:自動更新 (変更の約30秒後に自動でドライブへ保存) のオン/オフは、バックアップ/インポートメニューのGoogleドライブ欄と、👎の時のダイアログの、どちらからでも切り替えられます。
宙の辻フォルダ: ドライブ上の保存先フォルダは、名前ではなくフォルダに付けた目印で追跡しています。このため、Googleドライブ側で宙の辻フォルダを名前変更したり、別の場所へ移動したりしても、連携はそのまま保たれます。ご自身のドライブの整理に合わせて自由に動かせます。アプリ側の「宙の辻フォルダ名」欄と「登録」ボタンは、ドライブ上のフォルダをその名前に変更 (リネーム) するためのものです。フォルダをゴミ箱に入れた場合は、次回の保存時に新しいフォルダが作られます。
宙の辻は、一度読んだ地図・標高・建物のデータと本体そのものを端末の中 (ブラウザ) に控え、電波の無い所でも使えるようにしています。控えはこの端末の中だけにあり、どこにも送られません。それぞれの中身と片付け方、オフラインでの使い方は次のとおりです。
地図上には3種類の線が描画されます。距離が遠いと、地球の曲率と地図の平面表現の違いで、見た目に少しズレて見えることがありますが、これは描画の都合です。
辻ライン上の位置と時刻に観測点を設定したとき、天文学的・地理学的に正しい位置関係になります。
遠くの景色を見たとき、光は空気の層を通ることで少し曲がります(レンズ効果)。
この「曲がり具合」を表すのが気差係数 Kです。
天気や気温の変化によって K の値が変わると、山の見え方も変わります。
気差係数 K は、以下の要素で決まります。
K ≈ 503 × P / T2 × (0.034 − Γ)
※ 特に「気温減率(地面と上空の温度差)」が大きく影響します。
| 天気・状況 | 空気の状態 | K の値 | 見え方 |
|---|---|---|---|
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① 晴れた昼間 (地面が熱い) |
地面が焼けて、下層の空気が膨張。 下が熱く、上が涼しい。 (Γ: 0.01 〜) |
小さい 0.13 〜 0.1 |
あまり浮き上がらない 陽炎や逃げ水(蜃気楼)が見えることも。 |
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② 曇り・風の日 (空気が混ざる) |
日差しがなく、風で空気が混ざる。 温度差が少ない。 (Γ: 0.0065 付近) |
標準的 0.15 〜 0.17 |
標準的な見え方 理論上の標準状態。 |
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③ 冬の朝・夜 (放射冷却) |
地面が冷え切る。 地面より上空の方が暖かい! (Γ: マイナスになる) |
大きい 0.3 〜 0.5 |
すごく浮き上がる! 遠くの島が浮く「浮島現象」や、水平線の下の景色が見える。 |
本サイトを制作するにあたって利用した Astronomy Engine Project、GeographicLib、three.js、星座線・星座境界データの d3-celestial(BSD-3ライセンス)並びに、AIのGeminiさん、Claudeさんに、並々ならぬ感謝の意を表します。